プロのスポーツ選手のトレーニングの依頼を受けた時のお話です。 当時、若手のホープとして活躍間近の選手でした。 筋力、体力共に弱くセンスの良さだけが光っていました。 筋肉の持久力は弱いクセに要領が良いのでこなせてしまう。そんな印象です。 身のこなしは良いのに、カラダの使い方は抜群ではない。私からしたら、何故そんなに上手いの？と疑問ですが、それがプロなんでしょう（笑） 私はカラダの使い方と基礎体力の向上を目指して貰いました。本人にも使い方の良し悪しをカラダで感じてもらい、理解してもらいます。 この理解が無いと、競技の実戦中に意識も出来ませんし、役に立ちません。 ただやらせれば良いトレーニングはないんですね。 筋トレ＝技術力にはもちろんなりませんが、高度な技術を行う上で筋力が無いと話にならない事も事実です。 モチベーションの高いスポーツ選手のトレーニングを受け持つのは楽しいです(笑) そして、そんな選手が目を丸くして理解をしようとする姿勢はとても有意義な時間になり、結果に繋がった時の喜びは非常に大きいです。

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