「Women’s League of Health & Beauty」
創設者と背景
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創設者:メアリー・バゴット・スタック(Mary Bagot Stack)。1930年に設立され、ロンドンのYMCA地所を拠点に全国へ拡大しました。彼女自身が幼少期に重い病気を経験し、運動で回復したことから、フィットネスが「すべての人に必要な健康習慣」である。という信念を確立しました。
設立からわずか数年で会員は急増。1934年に47,000名、1937年には166,000名以上に達しました。
スローガンは「Movement is life(動くことが命)」で、運動すること=生きることというメッセージを体現していました。
女性が公共の場で自分の体を動かすことが許されなかった時代に「誰でも参加できるフィットネス文化」を築き上げた先駆けでした。
参加者は単に運動するだけでなく、コミュニティ形成・社会参加・自己肯定の場を得ていました。
そう!まさに現代のフィットネスクラブの会員制の源流であり、私が目標とする「社会とコミュニティ」を約100年前に確立された偉大なる先駆者なのです。
そしてもう一点、お伝えしたいのは、「スポーツ=フィットネス」ではないということ。
日本の多くの運動嫌いの方々は口を揃えて「学生の頃からスポーツが苦手だったからジムなんて無理」と言います。
スポーツとは「競う」「勝ち負け」の概念ですが、フィットネスは「誰かと競う必要がない」のです。
競争ではなく、楽しく続けられること。それが健康に必要なインフラ整備だと私は思っています。
だからリリーフィットネスはパーソナルトレーニングだけではなく、フリー利用も社交場としてもコミュニティの場としても活用できる広さも必要としているのです。
「個」が重んじられ、SNSなど簡単に情報が手に入り、感情をも流されやすい現代。目で見たものを信じる力を養うためにも人が集まる場所へ出掛けてみてはいかがですか?
次回は、日本がフィットネスが流行らない理由について、個人的見解を述べていきたいと思いますw
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